映画
もともと頑固な性格の男。年を取って融通がきかなくなってさらに頑固になった一人暮らしのお年寄り。引っ越してきたおせっかいな隣人が浴びせてくるストレスが刺激になって死の間際の生き方に色が付く。
酷い記憶をカモフラージュで覆った厚い殻にしまうことで生きている加害者と、その殻を破り加害の記憶を自覚させるため、周到に用意した計画をひとつづつ進めていく復習者の話。
「あふれる才能(エンジン)」「有能な編集者(ハンドル・ブレーキ)」のどちらが一方がかけてもベストセラーにはならない。
わがままな金持ちイケメン坊ちゃんが事故で障碍者になってから安楽死するまでの話。可愛い彼女ができてもやっぱり死を選ぶことは潔いといえばそうだが、貧乏ならまだしも、金は有り余るほどあるんだから生活には困らなそうな気はしたけど、どうなんでしょう。
親友だったり腐れ縁だったりの二人。末期がんでほぼ寝たきりなのに、友達の子が生まれるっていったら急に覚醒して駆けつけるところが良かった。
小さい子を持っているお母さんでも、行きずりの男と寝てしまうことは、結構あるのだろうか?
フランス郊外のさえない団地に住む人達の話。中心にはいない目立つことのない人たちにも、ドラマチックで重大なイベントは訪れる、というあたりまえが淡々と流れる映画。
トルコの田舎の話。年頃の女は家同士の取り決めて結婚する習慣がある地域。結婚前に穢れてしまうと結婚させられなくなるので、厳しく育てられる。要領のいい男女は自分たちを家同士で結婚させるように仕向ける。結婚が嫌な場合は、1.我慢して結婚するか、…
成長モノ映画。 細身の男子高校生が不良がいる田舎の学校に転校させられて、最初はケンカ売られたりしたけど、音楽路線で力をつけていき、しまいには、最初にケンカを吹っかけてきたやつも仲間にしてバンド活動をする。 兄貴は音楽オタクのニート。ニートだ…
すれ違い系恋愛映画。 タイの田舎の子どもたちの教育事情がわかる。タイの田舎には水上学校なんてものがあるらしい。内容はそんな田舎に赴任した前任の女の先生の残した日記を後任の男の先生が読んで好きになって、それに書き込んで、そして、また男の先生と…
中国の赤ん坊~幼児の誘拐の話。中国では子供の売買が地下ビジネスとして存在しているので、子どもは親が目を離したすきにスッとさらわれてしまう。そして、田舎の子どもが必要な家に売られてしまうとのこと。 さらわれた家族は嘘か本当かわからない「子ども…
親子が住んでいた部屋は、ビルの屋上のペントハウスみたいなところかと思っていたら民家の庭の小さい納屋。部屋から逃げ出すところは痛快でよかった。部屋脱出後、住むことになったおばあちゃんの家は金持ちだから、環境については申し分ないんだろう。おば…
サブプライムのババ抜き状態を見抜いて逆に張って儲けた人たちの話。リーマンショック以降にこの話を聞くとサブプライムなんかバブルだから途中で降りるなんか簡単そうだが、当時の人たちは全くそう思っていなかった。逆に張るのも一歩間違えば破滅なんだけ…
幼児性愛カトリック司祭がたくさんいることを志のある報道機関が暴く話。偉い人に限ってこういうことをやる。昔は何かやっても組織が強ければ「何もなし」だったけど、今はインターネットの時代だから昔みたいにはいかないだろう。
親父から相続した家には親父の元愛人と、40代の子供がヴィアジェ(元愛人が死んだら家は完全に主役のもの、死なない間は元愛人に主役が毎月金を払う義務があり、払わなかったら元愛人のものになるというシステム)で住んでいてびっくりしたという話。親父…
アメリカの成果報酬制の不動産売買エージェントというシステムの悪い部分を描いた話。本来は売りたい物件を最高額まで釣り上げて売ればお互いWinWinなのに、どちらかが乗り気じゃなくなったら最悪になる。この映画はオーナーがエージェントに振り回されてい…
戦争の混乱で奪われ、そのままになっていた自分の物を、自分のものであると主張して取り返す。これは、べつに良い。が、その取り返し方がアメリカ的。本人がもういらないといっているのに、得られる報酬が巨額とわかれば弁護士が勝手に動き回って訴訟してし…
ナチスにいたはずの美術担当者は、ヒトラーが死んだときに、命令に従って集めた美術品を焼き払うことを知っていたのだろうか?枢軸国と連合国で敵味方に分かれていたとしても、美術を愛する者同士の心の会話はなかったのか。
楽しい思いをさせて、夢をかなえる相談に乗って、お金もあげて、最高の気分になった女とセックスする、というのが趣味の男の話。女にとっても最高のはずなのに、それでも利用されていると感じてしまうと、怒りたくなるのが女の気持ち。
田舎で養蜂をしてハチミツを取って暮らすこと。この毎日の平和な暮らし以外に何を望むのか?と考える親父。たまには家族にイベントをと気遣って、非行少年の更生プログラムに参加したり、ラクダを買ってきたり。けど、家族にとっては自分勝手で頑固な親父。…
妻を殺されて人生真っ暗の男が、元極左の上司の皇居にロケット打ち込んで暴発して腕を失った話を聞いて、マジその話ウケるんですけどww、と少し元気を取り戻す。何もないけどたまに何かがある、登場する人みんな何かが欠落した人たちの細かい日常。欠落し…
音が聞こえない人は、鍋を置くときの音が聞こえないので、ガチャン!って大きい音で置いても気にならないから、家の中はいつもガチャンガチャンいってるなんてことを初めて知った。うるさい~静か、の概念がない世界。 それにしてもフランスの中三は成熟しす…
彼のように頭が良くて実行力がある人は、写真の世界でもうまく行く。着目点もいいし、売り方もいい。 森に潜むフツ族の映像には人間のしぶとさを感じた。 個人で持つには高すぎる写真集でも、世界中の美術館や図書館の蔵書になればそれで生活できるのかも。 …
女装が趣味の男(オカマではない)と、少しレズっ気のある女(レズビアンではない)は仲良くなれそうだ。しかし、旦那に内緒でお泊りデートは夫婦関係的にはアウトでしょう。
自分がアルツハイマーになっても大変、身内がアルツハイマーになっても大変、けど、なるときはなる。しかたがない。しかし、治療方法のない病気の遺伝子が自分にあるなんてのを知らされるなんてたまったもんじゃない。こまった世の中だ。
ジャズに限らず、音に敏感な人はいるんだろう。音程やリズムがほんのちょっと、常人には全く違いが判らない程度に違うだけで気持ちが悪くなるから、日常はさぞ大変なんだろう。そんな先生と、頑張り盛りの若者が出合えば、若者はたちまち死ぬほど練習してう…
息子が大量殺人やっちゃって最悪だったけど、やっぱりそれでもいくら人殺そうが自分の息子LOVEという話。おっさんがボーカル、若者が楽器っていう変な組み合わせのバンドで地元じゃ人気になったけど、このおっさんは事件のおかげで世捨て人だから、人気が出…
自分でプロデュースする舞台がなかなかうまく行かず、精神がヤバくなって幻聴幻覚が凄い状態での公園。評価が凄い映画。もう一回見てみよう。「無知がもたらす予期せぬ奇跡」っていうタイトルと関連付けてみればよかったのか。 バードマン あるいは(無知が…
偉大なはずのオリンピックゴールドメダリスト。尊敬はされていたはずだ。しかし、狭い家、少な目の講演料、食べものを食べるためには庶民と並ぶ。やはり芸術やマイナースポーツにはパトロンが必要なのだろう。 寂しい大金持ちのデュポンの御曹司は子供のまま…
チューリングたちは解読したことを漏らさず、相手の暗号への過信を利用した。暗号を使うなら、暗号の強化とともに情報の漏れを逐一チェックする仕組みが必要。例えば定期的に誤報を流してそれが相手に伝わるかどうかを調べればよい。 しかし、戦争には勝った…